− 2009・衆議院議員選挙報道 徹底比較−


今回も民放こぞっての選挙戦線が繰り広げられました。
前回の衆議院議員選挙の模様はこちらにあります。
前回の参議院議員選挙の模様はこちらにあります。


各放送局の番組タイトルは、

ＦＮＮ：　スーパー選挙2009審判の日
　　　　　　〜どこで誰が、未来を変えるのか？
ＡＮＮ：　選挙ステーション2009
ＮＮＮ：　総選挙特番　ZERO×選挙　2009
ＪＮＮ：　乱！総選挙2009
ＴＸＮ：　総選挙特番　ニッポン戦略会議
　　　　　　　〜あすへの提言〜　　　　でした。

出口調査による「予測獲得議席数」です。
出口調査は系列・地方局によっては、
新聞社と共同で実施している場合があります。
予測 自民 民主 公明 共産 社民 国民 無他
確定 119 308 21 9 7 3 13
TXN 98 326 18 10 9 3 16
NNN 96 324 23 10 8 4 15
JNN 97 321 20 12 11 3 16
FNN 97 321 22 10 9 3 16
ANN 106 315 23 12 7 3 14
解散 300 115 31 9 7 4 12


今回の議席予測は、各局ともに自民が「97前後」
民主「320〜326」と朝日以外は似たような予想でした。
前回選挙よりはバラけている気がします。

しかしながら、結果的には朝日が一番現実的な予想をしていました。
出口調査は、毎回民主党が強い傾向にあるようですね。

前回の小泉旋風の時は、比例名簿が足りず、比例自民議席が社民に廻りましたが、
今回は近畿ブロックで民主２議席が自民１・公明１に廻っています。

また、みんなの党の１議席が自民１、東海ブロックでもみんなの党１議席が
民主党１議席へと、「選挙区の得票」が有効投票総数の１割に達せず
２議席も他党に譲っているという点は、特筆すべきところかなと。


当確数の時間推移です。東京都内で受信したキー局にて、
毎時55〜00分の各局の議席数を肉眼で確認したものです。

本日は、Shake X Sphere　への参戦のために、
22時半に帰宅。そういった都合上、23時からの集計です。
23時 自民 民主 公明 共産 社民 国民 無他 残り
TXN 59 240 9 2 3 0 7 160
NNN 56 261 7 2 3 3 9 139
JNN 71 259 11 4 4 3 11 117
FNN 60 248 11 2 2 2 10 145
ANN 80 289 13 7 4 3 11 480
24時 自民 民主 公明 共産 社民 国民 無他 残り
TXN 85 273 9 0 3 3 9 98
NNN 88 278 8 3 3 3 10 87
JNN 100 283 14 5 3 3 12 60
FNN 90 275 12 4 3 3 11 82
ANN 109 298 18 7 5 3 13 27


ご存知のとおり、速報は「当選」ではなく「当選確実」ということで、
後半の追い上げで当選確実が取り消されてしまうこともあります。

今回はテレ朝系・日テレ系で青森３区にて当確の取消があったほか、
テレ朝は25時付近で30秒ほど切り替えミスでブラックアウトしたようです。
またＴＢＳ系では群馬４区と愛媛２区で当確取消しがあり、
TBC東北放送では、投票締め切り３分前に、宮城１区に当確を打つミスをしました。


今回もやはり一番先行して当確を打っていたのは「ＡＮＮ」です。
今回は、波乱の展開ですので、どの局もVTRの作りこみはたいした者でした。
キー局チェックですので、ローカル出しなどは特になし。

視聴率的には、日テレがNHKを抜いて断トツTOPの26.4％。
（最高視聴率は、選挙を10分ほど中断して放送された
２４時間テレビのイモトアヤコのマラソンゴールシーン）
３位テレ朝、４位TBS、５位フジだったようです。
議席数 自民 民主 公明 共産 社民 国民 みんな 無他
選挙結果 119 308 21 9 7 3 5 8
解散時 300 115 31 9 7 4 4 8
増減 ▲181 +193 ▲10 0 0 ▲1 +1 欠2

こう見ると、比例でみんなの党が2議席を他党に譲っているのは惜しいですね


（ここから先は私情が入っておりますので、無党派層の方のみお読みください）



今回の選挙の総括としては、民主の大勝と自民の惨敗ですね。
当然の結果です。解散前の勢力は、「小泉勢力」で、麻生政権は小泉とは
全く逆のことをやっているんだから、理解を得られるはずがありません。

注目すべきは、北海道５区、１１区、12区の武部・町村・中川（昭）が揃って落選、
公明天下の兵庫８区では、３０００票差をつけて田中康夫が冬芝に勝っています。
また静岡７区は郵政造反組の城内が復活当選し、片山さつきは次点にもなれず。
東京は自民の小選挙区は平沢だけで、与謝野馨・小池百合子など敗れています。


毎回ここの欄に書いていますが、個人的には「財政再建」を優先すべきだと考えています。
そういった意味で、麻生太郎という人の人柄や漫画好きな所は別として、
政策に関しては何一つ共感できるところのない総理大臣で、招いた結果は当然です。

今のところ財政に関しては、美国のほうがヤバいので、騒がれていませんが、
夕張より国の財政のほうがプライマリーバランスが崩れているのをお忘れなく。


結局、社会保障や少子化対策にお金が廻らないのは、
赤字国債が多すぎるからですよ。年間の国債費（利子や返済）は
20兆円に上りまして、国債さえなければ、この20兆円は丸々浮くわけです。
実に一般会計の22％を超える額が主に国債・利子の支払いに消えているのです。

それでもって、今年は44兆円を越える国債を新規に発行しようとしています。
もちろん利子がありますから、借金は増え続ける一方です。

ありえないでしょ？

22兆円借金（利子）を返して、44兆円新しく借金をしています。
たった1万2千円の定額給付金なんて、屁みたいなものですよ。

国民一人当たりの借金は500万に近づいていまして、
国債を誰も買わなくなったら、日本円の価値暴落し、
まず輸入品が入ってこなくなるでしょう。

そして食品や石油が入ってこなくなったら・・・

まず停電がおき、その後に食糧危機になるでしょう。
ゴミの収集はとまり、ゴミだらけの街で、難民があふれます。

そして次第に暴力が人類を支配する時代になっていきまして、
"北斗神拳"の伝承者が現れるわけです。
708ある経絡秘孔のうちmamiでも突かれた日にゃぁ
聴く放送がなくなってしまっていて、皆さん発狂死ですよ？

そうなる前に、政権交代が必要なのですが、
「民主党」がこれまたどうしようもない政党になっていまして、
しかも「社民」「国民新党」と連立するとか行ってやがるのです。
「国防空洞化」・「外国人参政権」・「郵政民営化の凍結」と
ありえなく素晴らしい政策ばっか、出してきやがります。

どれだけ大地震が起きても、自衛隊は危険だからと神戸に派遣することを
半日以上遅らせた政党が、連立で与党？笑わせるなと。

そんなこんなで、民主には票を投じることはありませんでした。
小泉旋風の時もそうだけど、どちらか一党だけが大勝するのは非常に怖いことです。
そういった意味では、小選挙区比例代表並立制は元に戻すべきですな。
細川から村山にかけては、ホンマにロクなことやってないので。


まあなるようにしかならないですね。もう割り切って、
自分の生活を充実させることだけを考えます。
ここをごらんの皆さんも、FXでもやって小銭でも稼ぎましょうか　

とにもかくにも、私が大好きなマスコミ様は、
だぶん数ヵ月後には鳩山批判と揚げ足取りを始めることでしょう。
まずはこの１年が勝負ではないでしょうか。


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