全国区と思いたいモノの書き溜め(随時更新)


あまりに身近な商品すぎて、まさか地域限定商品だとは
思わなかった商品を紹介していきます。



商品番号1 「チューペット」
夏に冷凍庫で凍らせて、パキって2つに割って食べる
棒状の氷菓子の事を普通はなんて呼びます?
「チューペット」 東海地区出身の人ならそう呼ぶ人が
多いと思います。ウチも子供の時からそう呼んでいました。

「チューペット」というのは、そもそも前田産業の出している
お菓子の名称なんですが、密閉容器を「タッパー」と呼んだり
ツナ缶のことを「シーチキン」と呼んだりするのと同様に、
棒状の氷菓子全般を「チューペット」と呼んでいました。

「文化放送」系のラジオ番組なんかでも「チューペット」という
呼称で呼ばれていることが多いですね。

夏になると「ちゅっ、ちゅ、ちゅ、ちゅっ、ちゅっ、チューペット」
という女の子とペンギンが、この棒状の氷菓子を加えながら
浜辺を行くCMが流れ、このCMを見ると夏を感じるものでした。
前田産業の「チューペット」は一部地域でしか発売されていないようです。

しかし「チューペット」という呼称、九州では通じませんでした。
地域によって色々な呼称があるようです。「棒アイス」「チュッチュ棒」など
(対応エリア:関東・東海・関西)



商品番号2 「ブラックモンブラン」 






 九州に住んでいる人なら、一度は口にしたことがあるであろうアイスです。
バニラアイスにチョコレートを塗って、クッキークランチをかけたものです。
いわゆる棒にアイスがくっついているタイプのもので、棒に0〜160点の
点数が書いてあって、80点でもう一本もらえます。袋の説明によると、
まれに「1000円プレゼント」の棒も混じっているようです。(1本80円)

クランチがこぼれ易いので、食べ方に工夫がいる場合がありますが、
普通に食べておいしいアイスです。しかし広島か岡山あたりまでしか
出回っていないようです。九州にきて初めてお目にかかりました。
ローソン・セブンなどのコンビニ・スーパーでどこにでも置いてあります。
夏になると、キッズステーションなどのCSチャンネルでもCMを
放送しているのに、地域限定とは非常に残念なところであります。

このアイス、佐賀の小城にある「竹下製菓」というところで作られていて、
「ブラックモンブラン」の他にも、氷の粒が入っっていてバニラ味の
「ミルクック」や「とらきちくん」など、数種類のものが発売されています。
ちなみにトラキチくんは虎がキャラクターになっています(写真参照)
2003年の阪神ブームには、縦縞虎アイスの噂が広まり大売れだったとか。

九州:アイス番外編
九州にはまだローカルアイス?が存在して、
代表格は「恐竜の玉子」(通称:フーセンアイス)
と言ってゴムにバニラアイスが入っています。
見た感じは、まさしく別の用途に使うであろう
ゴム?の中にバニラアイスが入っておりました。

歯で穴を開けようとしましたが、友人に「歯じゃ
開かんよ・・・」って言われて仕方なくハサミを使用。
よく考えたら、歯で簡単に穴が開いたら、何ていうか
既成事実造りが(以下略・・・ぉ。九州男児は夏に
駄菓子屋に行って50円払って、おばちゃんに、
ゴムの先を切ってもらって、並んで咥えて歩くとか。

ここまで来るとどうでもいいが、ゴムの力は強く、
手の体温とかでとけてくると、柔くなるので、最後の
方はぴゅっとゴムから、飛び出します(笑)

(対応エリア:九州中心・広島より西側地域)



商品番号3 「金ちゃんヌードル」
写真(後日掲載) 東海・関西地区などにお住いの方なら誰でも知っているであろう
即席ラーメン「金ちゃんヌードル」。これも地域限定らしいです。
(ちなみに仮装大賞でお馴染みのあの人とは一切関係がありません)
名古屋近辺では、スーパーには必ずと言っていいほど置いて
ありますが、九州ではかなり探さないと見つかりません。

なんと言ってもポイントはCMでしょう。昼夜を問わず見かけますが、
深夜は放映回数が多いような気がします。特に名古屋・CBCテレビの
 深夜は、いつ見てもCM流れるときには絶対このCMが流れていました。
このCMは名古屋地区だけでなく、大阪から山口にかけての
広い範囲で放送されております。低予算が見え隠れしているこれらの
CMはバラエティーに富んでいます。最近は、女の人がラーメン
両手に道を踊りながら歩いていて、「こってりだけどしつこくない」
っていうセリフを言うものや、小学生が大豪邸の友達の家に
遊びに行くと、おやつに「即席めん」が出てきたので、それに対して
「おまえん家、案外ふつうだなぁー」っていうセリフを言うという、
普通の家でもありえんようなCMが流れていたと思います。

この「金ちゃんヌードル」 発売元は徳島市に本社を持つ
「徳島製粉」で作られていて、「金ちゃんねぎラーメン」や、
「金ちゃんソース焼きそば」などを筆頭に、焼き豚ラーメンや
鍋焼きうどんなど、数々の商品が発売されています。
(対応エリア:静岡より西の本州・四国と北部を除く九州沖縄など)



番外編 「CM」

コナカのCM 

キャプチャ元:
[FNNネット回線]


フタタのCM 

キャプチャ元:
[福岡・RKBテレビ]




ローカルCMと思いきや、実はローカルCMじゃなかったりとか、
同じ映像のCMが違う会社で使われていたりすることがあります。

一番露骨なのが「お仏壇のはせがわ」のCMではないでしょうか?
「おててのしわとしわをあわせて幸せ〜南無ーお仏壇のはせがわー♪」
っていうCMが、関東・東海と北部九州・山口で流れています。

名古屋にいた時も「はせがわ」だったし、福岡でも「はせがわ」なので、
全国区かと思っていましたが、実は地域によって会社が違うみたいです。

これを知ったきっかけは、ぴたテンの「しあわせの感じ方」って話の
予告で「紫亜と紫亜をあわせて幸せ」みたいなネタがあったとき、
とある方の日記(サイト名忘れた)で、「いくらテレビ大阪製作だからって、
関西のローカルネタなんかを流してもいいのか?」みたいなことを
書かれているのを見て、はじめて地域によって違うことを知りました。

関西地区は「滝本仏工堂」という会社が使っているようです。
岡山などでもこのCMが流れているという話なので、
全国のあらゆる所で使いまわされているかもしれません。
にしてもはせがわのアドレスが「kuyou.com」ってのが笑える。


そのほかで同様のCMを探していたら、意外なCMを発見しました。
それは「紳士服のコナカ」のCMです。コナカは首都圏と東北地方を中心に
展開しているので、CMは首都圏でしか流れておりません。

「コナカのCM」とは、東京へ行かないと見れないCMの一つで、
たまにサンデーの「かってに改蔵」なんかで「コナカの清涼スーツがどうの」
とかいうネタが載っていたりすると、ブルジョア東京民族にしか分からん
東京ローカルネタを全国誌に載せるな!とかって、地方の劣等感丸出しで
大声で叫んでしまうくらい、「コナカ」とはローカルCMの象徴です。

コナカのCMの最後に流れる「紳士服のコナカ」っていうメロディーが
「洋服の青山」のあのメロディー並みに耳につくメロディーなんですね。
そのメロディーがなんと、九州地区を中心に展開している「フタタ」の
CMでも使われていることを発見しました、どうやら提携会社のようです。

ただそれだけなので、とりわけどうってこともないんですが、
こういった地域ごとのCMの違いというのは案外おもしろいです。





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