星くず英雄伝

著者: 新木伸

(メディアワークス・電撃文庫刊)



●ストーリー●

16歳の少年ジークは、サラマンドラ号を操って、宇宙を飛び回る何でも屋SSS 社の社長。

そのSSS社の4人の社員はみな女性で、性格はバラバラだが、有能プラス全員スーパー美女&美少女なのである!

しかもジークを異性と思っていないのか、彼の前ではひたすら無防備(!)。

他人には天国に思える状況だが、実はジークは「女の子は清純でおしとやかでなくてはならない」と

いう時代錯誤な感覚の持ち主なのだった。そんな彼の前に理想にぴったりの“ お姫様”が

助けを求めてあらわれ、凶悪な宇宙海賊を相手どって、ジークの冒険がはじまる・・・のが第一巻の話。




作者は一時期「尻作家」ともいわれていた、新木伸氏です。この作品はあくまで「スペオペ」なんですが、

いわゆるヒロインと、SF関連の道具をどれだけ活用できるか?という大作なんですが、

幾分赤面する描写がいくつか見られます。(注:いやらしいこととは少し違います。)

なんというか、ストーリー的にもかなり面白いと思うんですが、それに加えいろいろと作者の好みが

加えられているな・・・と思う作品です。




少し過剰な作品のせいか、

岐阜市内の某K高校の図書室では、リクエスト入荷で図書室に一旦置かれたんですが、

4ヶ月後には不透明な理由で、除籍処分になりました。お堅い人にはえぐく感じられるかも

知れませんが、「スペオペ」ということで、冒険がぐっと詰まってます。軟らか系の作品が

好きな人はぜひ読んで下さい。間違っても、1ページめくって、読むのやめないで下さいね。




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