ダブル・キャスト |
著者: 高畑京一郎 (メディアワークス・主婦の友社刊) |
ダブルキャストといいますと、以前プロダクションI.G.とかが製作していた「やるどらシリーズ」 のダブルキャストを思い浮かべてしまいますが、まったく別の話です。平松晶子さん演じる「記憶喪失」 の彼女とかも出てきません。 ●ストーリー● 川崎涼介は、廃墟となったビルの屋上から落下し、意識を失った。 見知らぬ家で目覚めた涼介は自宅へと向かう。だがそこで目にしたのは、自分の葬式だった―。 浦和涼介は、帰宅途中に見知らぬ若者の転落事故に遭遇する。惨事に直面し、気を失う涼介。 不可解な記憶喪失の、それが始まりであった―。 川崎亜季は、まるで亡き兄のように振る舞う見知らぬ 少年に困惑していた。だが彼女は知る事になる、自分に迫る危機と、自分を護ろうとする“心”を。 こんな話で始まりますが、途中からかなりはまってきます。僕は深夜に1時ぐらいから読みはじめたので、 どんどん夜がふけていって、結局読み終わるまで寝れませんでした。やるどらファンじゃない人も ぜひ読んで見てください。 高畑先生というのは他にも、「タイム・リ−プ」「クリス・クロス」 というものを書いています。「タイム・リ−プ」というのも、かなり面白いかな。 この「ダブルキャスト」も「タイム・リ−プ」になんとなく雰囲気が似てる。 「現実的な非現実さ」が好きな人はぜひ読んで下さい。数年すれば文庫になると思うけど、 単行本だから値段は高いけどね。 |
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