天高く、雲は流れ |
著者: 冴木 忍 (角川書店・角川スニーカー文庫刊) |
●ストーリー● 「変わってねぇなあ」イアルの都でフェイロンはそう呟いた。十七歳の時に家出をして以来、 六年ぶりの帰郷だった。彼は説教好きで強引な性格の兄、オルジェイにむりやり 政略結婚させられそうになって家を出ていたのだ。 「わぁ。人がいっぱいいるよ」目をしばたたかせる 息子のユンファに笑いかけながら、フェイロンは兄がどんなに怒るか想像して苦笑いを浮かべた。 結婚を嫌がっていたのに、子供まで連れて帰ってきたのだから。 だが、どうしても帰ってこなければならなかった。イアルに大いなる災いが訪れようとしていたのだ―。 騒ぎを引き寄せる男、フェイロンが巻き起こす、嵐の大冒険。・・・って言うのが一巻の内容。 イアルに大いなる災いっていうか、イアルの都を治めているのが、サティス大王家なんですが、 そのサティス大王家の『家宝』が盗まれるんですよ。その盗まれた家宝を追っていくうちに いろんな事が起こる・・・というもので、現在8巻まで、発売中です。 冴木さんの本は、個性的なキャラクターに加えて、ストーリーも面白いです。 この天高く、雲は流れもそのうちの一つです。冴木さんの他の話も、また紹介するかもしれませんが、 ぜひ読んでみてくださいませ。ただ長期シリーズものが多いです。 長期シリーズが嫌な方は、スニーカーの「空見て歩こう」「風の歌、星の道」あたりからどうぞ。 (個人的にあの卵のはあまり、好きくない・・・)ファンの人ごめんなさい。 |
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