闇の運命(さだめ)を背負う者

著者: 神坂一

(角川書店・角川スニーカー文庫刊)



●ストーリー●

フツー?の高校生活を送る仁は毎夜夢に現れる謎の影に「前世の運命を思い出せ」と語りかけられ、

寝不足気味だった。影は仁を『闇』の転生戦士と呼び、仲間として共に『光』の勢力と戦うために

覚醒せよと語る。―やかましぃわぁぁぁぁっ!そんなめんどくせーことにつきあってられるかっ

―あくまで自らの運命を拒み続ける仁だったがそこに突然『光』の刺客が現れた…。



普通に生活している人が、前世の因縁で、「光」と呼ばれる人か、「闇」と呼ばれる人に、

覚醒して、「光」と「闇」に別れて戦う・・・みたいな話です。覚醒する時間は、寝てる時とか、

「朝まで生テレビ」を見てるとことか、人様々みたいなんですが、覚醒すると、

いろんな特殊能力が使えるみたいです。 説明不用の「スレイヤーズ」・「ロストユニバース」でおなじみの、

神坂先生の作品です。誰でも「スレイヤーズ」の第1巻を読めば、たちまち10 巻まで読んでしまうという、

すごい先生です。たしか納税者ランキングの、小説家部門で7位に入っていたと思います。しかしながら、

私はあんまり神坂先生は好きくないんですよ。(神坂先生のファンの方ごめんなさい。)

何故かって言うと、一発キャラ(すぐ死ぬキャラ)が多いからです。スレイヤーズなんか、

ギャグ的要素が強いもので、シリアス系じゃないんだから、殺さないで頂きたいです。とくに、

ロストユニバースの4巻の一番最後のページで、結構好きだったマリエルが死んでしまっときにゃー、

かなり作者を恨んだ。死ぬ予定だった、レイルは「緑川光氏が演じて人気が出たから、殺せなかった。」

この辺も納得ができないです。この頃の作品は、ストーリー展開がごわごわな気がするし

(ロストの最後とか、スレイヤーズも)。 とはいっても、この「闇の運命を背負う者」や、

「日帰りクエスト」なんかは好きな部類に入るかな。


闇の運命(さだめ)を背負う者
闇の運命(さだめ)を背負う者〈エピソード2〉
闇の運命(さだめ)を背負う者〈エピソード3〉

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