09:50ヨルダンに到着。空港に到着し、他の外国人旅行者と一緒に「入国税」の長い列に並んでいると 日本人はTAX不要とのことで、Nativeと同じかなり短いほうの列に並びなおす。 欧州系の人が必要で、日本人は不要ってのはどういういきさつなんだろうか。 両替。1万円札を出すと78JDだったので1JODヨルダンディナール=128円ということか。 新生銀のカードでATMでおろすと、1JD=119〜120円だったので、やっぱりATMのほうが得だ。 アンマン市内へはバスに向かう。3JD(360円)切符をもらうが、何が書いてあるかさっぱり。 アラビア文字の数字はかろうじて読めるんだが。。。 バスから市内までは30分。工程的に今日中にアカバまで行きたかったので、 途中でバスを降りて、アカバ行きのバスを探す予定だったのだが、降りるポイントを見失い バスの目的地の北バスターミナル(ムジャンマシャマーリ)まで来てしまった。 アカバ行きのバスは、南のバスターミナルから出るので、移動しなくてはいけない。 |
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このムジャンマシャマーリで客待ちをしていたタクシーが曲者だった。 事前に値段を聞いたら「メーターだ」というので、あまり怪しまず乗ったところ 「アカバ行きのバスの出るバスターミナルまで」が、いつのまにか「アカバまで」という話になってしまい 「アカバ行きのバスは少ないから今日はもう終わりだ。」と訳の分からないことを言う。 じゃあ「今日はアカバまで行くのはやめだ。ダウンタウンへ行け!」というと、 「ダウンタウンは遠い」だの、「君の泊まるホテルはcloseだ」などと言って聞かない。 もういいから降りて別のタクシーだと思い、降ろせと言うと 425FILE(=0.425JD)というメーター表示を42.5JDだなどと平気で言ってくる。 ぐだぐだ喧嘩&漫才しているうちに、14時近くになってしまった。 アカバのホテルはまだ決めていないので、できれば明るいうちにアカバまで行きたい。 今から別のタクシーを拾って、バスを探してアカバを目指したら何時になるか分からないので、 もうこのままタクシーでアカバまで行くのもありかと気が変わってしまった。。。 何より私のプワーな英語力で漫才するのはめちゃくちゃ疲れるんだよ。 1時間ほど口論し、値切って結局100JD(12000円)でアカバまで行くことになってしまった。 「私はdevout Muslimだからこれ以上負けられない」だそうな。阿呆かと。 「ムスリムはバスがないとか嘘をつくのか?」というと、「バスは本当にないんだ」だそうだ。 身の危険は感じなかったし、空港のAirport TAXIの料金表には「AQAVA 99JD」と 書いてあったので、最終的に運転手から提示されている100JDはものすごいぼったくりではないことも なんとなく分かっていたというところでもカモなんだろうなぁと。 地球の歩き方に書いてあるトラブルそのもので、こういう前例が新たなカモを生むんだろうけど、 帰国の日程は決まっているので、今日アカバまで行かないと後の日程に響く。 「浅草から東京駅まで」タクシーに乗るつもりが「名古屋駅」まで行っちまったぜ!みたいな。 プロセスが非常に気に入らないが、あとあと引きずっても旅が楽しくなくなるし、 東京→名古屋ぐらいの距離を100JDの費用なら良いかと、無理やり納得することにした。 勉強代は高いね。。。 |
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アカバまで5時間。すっかり日が傾いていた。対岸はイスラエルでかなり大規模な夜景が広がっている。 「イスラエルのTVにはナイスバディーのねえちゃんがでてるんだ!我々の国では制限されている」と タクシーの親父はのたまっている。確かに嘘つきでエロそうな感じで、敬虔なムスリムには見えない。 ちなみにサウジアラビアまでも1時間ほどでいけるらしい。 アカバについてからのヨルダン人はとても親切であった。 翌日海岸を歩いていると、ボートでエジプトまでいけるよといってる人がいたので、 まさしく国境の町である。あの評判の悪いエジプト行きのフェリーもここから出ている。 今日のご飯は適当にバーベキューセットを注文。これで3JD(360円) |
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8JD(960円)のホテルに泊まったら、シャワーは水しかでなかった。体をふく程度。 今日はワディ・ラムまで移動したい。ホテルのフロントで聞いた感じだと7時にバスが出るとのことだった。 一応念のため、前日にバス停の周囲人に聞きこんだところ、分からないという回答と、9時という回答が多かった。 とりあえず7時にバス停に行ってみると、それらしきバスはおらず、また周囲の人に聞きこむと、 8時頃にバスはやってくるというような話であった。マリみてなんぞを読みながらバスを待っていると、 ワディ・ラムからのバスは8時少し前にやってきたが、11時に折り返しで戻るとのことであった。 どうもオフシーズンで本数が少なく、歩き方に書いてあった11時と13時が正解のようだ。 同じく一緒にバス待ちをしていたオランダ人がいたのだが、 ワディ・ラムからアガバ行きのバスが翌朝の2本のみであることを知ると、 「なんてcrazyな国なんだ!」と言い残して去って行ってしまった。 それを見たヨルダン人は、「crazyなのはあいつだよ」と言ったので、なんか笑ってしまった。 市内をぶらぶらしたり、ベンチで小説を読んだりしながら時間をつぶす。 アガバからワディ・ラムまでバスで3JD(360円)。バス待ちをしていた青年に聞いたら、 ネィティブは1JDだが、May be外国人はmoreとのことであった。 やはり観光客料金を取っているようである。 みんな1JDしか払ってないぞ的なことをドライバーに言ってみたが、 料金が下がる気配はないので、めんどうなのでそのまま3JD払う。 |
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1時間ほどで、ワディ・ラムに到着。バスはほぼ満員なのだが、乗っている観光客は私一人のようである。 TAX支払いのために、村の入り口で降ろされる。急いでチケットを買いに行き、バスに戻る。 バスは少しは待ってくれるらしいが、もたもたしていると置いていかれるらしい。 泊る当てもなかったので、レストハウスのテントに宿泊することにする。 なんと3JD(360円)。夕飯のあてもないので、10JD(1200円)の夕食も付ける。 2時間ぐらい砂漠を歩く。両端に岩があるので開放感はないが、基本は砂漠が続く。 レストハウスの近くの店に、政府のプログラムで日本に行ったことがあるというヨルダン人がいた。 こういう所で、流暢な日本語を話す人は、要注意なのだが、 結局お茶をごちそうになったり、小一時間世間話をしてしまった。 「レストハウスの飯は高い。この店ならもっと安くておいしいものが食べれたよ」などと言っていた。 レストハウスのテントではなく、ここでツアーの手配してもらえばよかったと後で思う。 レストハウスの料理はさすが10JDだけあって食べきれない量が出てきた。 |
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新月な上に、邪魔する光がないので、星空がものすごくきれい。 たまたま知り合ったフィンランド人が、オリオン座やカシオペアが見れると言っていたが、 あまりにも星が多すぎてよくわからない。私もフィンランド人も、北斗七星をなぞって、 あれ!あれ!と言ったりしたが、お互い北斗七星が英語で何と言うかを知らなかったり。 後日調べてみると、イギリス英語で「Big Dipper」というのだそうだ。 雲っぽいところがあって、それがミルキーウェイと教えてもらう。 相手が女の子ならかなり素敵な思い出になるが、残念ながらおっさんだった。 フィンランドは夏の夜がかなり短いので、夏の星はほとんど見れないと言っていた。 レストハウスのシャワーはお湯だった。テントなので、電気がないので、20時には就寝。 テントで寝るのなんて小学生以来かもしれない。 |